[2] | 1999/10/11 | 10.9 at Nashville /オトメちっくジジイ登場 |
なぜキングス・ファンにはへんなおっさんが多いのだろう? 今までも、傘ババア、エセ外人、指揮ジジイ、コピーおやじ、ハードボイルド・モデルガンおやじなど、 個性豊かな面々で僕らを楽しませてくれたが、 ここでまた新たなキャラクターと遭遇してしまった。 まず、いきなり「きゃ〜!こんなとこ来ちゃった。どーしよう?」 と来たことを後悔するような、しかし嬉しそうな素っ頓狂な叫びと共に入場。 見た目はまじめな実直そうなめがねをかけた勤め人、しかもお偉いさん風。 連れがいてこっちはなぜか釣りのベストを来た職人風おやじ。 なんなんだコイツら?と思って観ていると、すでに出来上がっていて職人おやじは冷静であるのだが、 勤め人の方は大盛り上がりしている。 しかもその盛り上がり方が、両手を頬にあてて体をくねらし「いや〜ん」を連発。 それが妙にカワイイのだ。 最初のうちはそれだけだったのだが、そのうち座ってられなくなって、 立ち上がって薗田さんの近くまで、しかも演奏中に行って指を差すのだ。 またエンディングが解らなくて妙なところで拍手をする。 もう完全に自分を見失っている。 ドアの近くに座っていたのだが、あとから来た知らないおばさん連中を、 店の人間じゃないのにエスコートしてイヤがられたり、例の歌ばばあのことが気に入ったのか、 やたら肩叩いたりしてちょっかいだして、軟派なところもあるオチャメさん。 それが嫌みがなくて、かわいさ全開なのだ。 もう家に連れてかえって餌あげたくなるぐらいのかわいさ。 連れの方はそんな相方をなだめるでなく、一緒に盛り上がるでなく、 あくまで冷静に見守っている。 どーいう関係なんだこいつら? もしかしてこのおっさん、普段からこの調子でそれが日常なのかもしんない。 知らない私らは充分楽しめるけど、普段からコレだったら周りの人間は迷惑だろうけどなあ。 しかし彼の部下達と一緒に来てコレだったら、一瞬にしてあらゆる信頼を失ってしまうだろう。 そんな意味で職人おやじと一緒なのかもしんない。 この日はコピーおやじも来ていて、のぞみが面と向かって先日の2次会の挨拶をするも、 完全に、もうのぞみの存在などこの世にないかのような、みごとなシカトぶり。 すごいよなあ。ここまでくるとその無視ぶりに爽快感すらおぼえる。 いいぞっ!その調子で突っ走れ!コピーおやじ!! この翌日のHUBでは全身緑色でごっついひかりモノを身につけた テキヤ風おかまおやじが目撃されたとの教授からのレポートもあり、 今、キングスのライブはものすごいコトになっているみたいだ。 まるでひと昔前の浅草の見世物小屋状態である。 最近はキングスのライブに足を運ぶたびに、 「今日はどんなステキな人達に会えるのだろう?」 とワクワクする気持ちを押さえることができない。 そしてライブが終わると「今日はどんな曲やったっけ?」と、ほとんど演奏を覚えてないのである。 しかしこの「イベント・レポート」のページ。 当初の事務局の主旨とは違った展開になってきているよーな気がする。 いっそのこと「色モノ・レポート」と改題したほうがいいかもしんない。 まぁ書いているオレがいけないのだが・・・・。 |
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こばやち |