[POPS] [平井]

マイ・フェバリット・ソング

私にとっての、この1曲

きんぽうげ/甲斐バンド

こばやち 2009/05/22
ワタシの中学時代の邦楽(Jポップ?)は甲斐バンド一色でした。
一般的には「安奈」や「ヒーロー」なんてとこがメジャーなのでしょうが、
ワタシのにとって甲斐バンドといえばどーしても’78年のこの曲なのだ。
ロックバンドとして認識されているけど、
ワタシはこのバンドの歌謡曲的テイストが大好きで、
ゆえに初期のこれらの曲が自分の中での甲斐バンド・フェバリットなのである。


「あなたに抱かれるのは今夜限りね
寂しすぎるよそんなセリフ 似合いはしない」
中学生が熱中する曲ではない(笑)。
しかし背伸びしたがる思春期の少年。
なんというかこの暗く、気だるい世界に大人の恋愛を見て
憧れて聴いていたんでしょう。
大人になった今、そんな経験皆無であるが(笑)。

翌年’78年に出た「誘惑」ってアルバムがそのテイスト満載で、
かなり聴き狂っていたなぁ。
暗い少年であった(笑)。
しかし今聞いても全然古臭く聞こえない。
まぁノスタルジィでゲタ履かせているのを差し引いても、
十分に魅力的なポップ・ソングに思える。
今だオトナの恋愛って訳の分からないものに憧れているのだろーか(笑)。

コドモの憧れってのは地に脚がついていない、浮ついたイメージがある。
その世界に浸って現実を見ない、ニートといわれる連中同様のバカげた夢。
現実とのギャップを考えて、そんなモノには目もくれるなと。
しかし反面、それによるパワーの源として、理屈や論理でない活力のベースになっている部分も大きいと思っている。
いいんじゃない?オトナの恋愛(笑)。上等である。
それが存在するのかしないのかなんてどうでもいいのだ。
今この曲を聴いて感動するという自分は現実のなのである。


で、例によってようつべ探したら、あったよあった。’79年最初の武道館公演。
この武道館にオレもいるのだ(笑)。
おそるべし、Youtube。

http:// www.youtube.com/ watch?v=tfODEWwPYb8