[POPS] [平井]

ライブ・レヴュー

エアロスミス/2004.7.20(TUE)東京ドーム、他雑感いろいろ

こばやち 2004/07/29
前回はアリーナで今回は1塁側1階席だったんだけど、
前回の方が音が良かったのは席が悪いのか?
イントロ聞こえてきてもしばらく曲名が分からなかった。
ドームってこんな音だったけ?
まぁここで最初からいい音ってのは期待してはいないんだけどね。

彼らは相変わらずでした(いい意味で)。
あの歳であのシャープな体。あの声。
チープで、グラマラスで、セクシーで。
日常の延長にある今のアイドルとまったくちがって、
それを否定することで30年間支持を得て来たバンドである。
SEX、ドラッグ、R&R。
70年代の彼らはライフスタイルまでもがどっぷりそれらに浸かってしまい、
当然のこと失速していってフェイドアウト寸前まで行ってしまった。
多くのバンドがはまってしまうよくあるパターンである。

しかし90年代、すべてをシェイプアップしてもどって来た。
ドラックはむろんのこと、酒もタバコも切り捨てての復活である。
かつてその健康体であのスタイルかよ、と幻滅するバカなファンもいたけれど、
それでいいのである。
客はショーを観にいってるのであって、
ヤクでラリッたチンピラを観るためにカネを払うのではないのだ。

しかしそれが出来ずに消えていってしまったバンドは数しれず、
エアロ以降、この手のバンドで生き延びている例はナイ。
ガンズなんて正にエアロの後継者的存在だったのにあのザマである。
もはや天然記念物に近い存在だな。


そのエアロも出演したイベント、ロック・オデッセイ。
ワタシは行かなかったんだけど行った人に聞いた話。
B'zの稲葉が終わったあと、B'zファンの多くはみんな帰ってしまったらしい。
その後のフーもエアロも観ないで。
これで確認できた。B'zファンってあくまでB'zファンであって音楽ファンではナイのだ。

基本的にワタシはロックは思想だと思っている。
B'zにはそれが感じられない。
もっと言うとそれがあるようなふりをしているように見える。
ハードロックから思想を取り除いた音楽。それがB'zに思えてならない。
思想に惹かれれば自ずとルーツを求めるけれど
思想を取り去ってスタイルのみになってしまうとそこでストップしてしまう。
あとは流行を追うだけである。
このイベント、フー、エアロ、ポール・ウエラーと
'60s、'70s、'80sを代表するミュージシャンが出演しているのだ。
少しでも音楽に興味のある人間だったら少しだけでも聴いていこうと思うけどね。
まっ、たんにオレがB'zがキライなだけかもしんないが(笑)。


で、エアロと同世代のクイーン。
まだ、親子でDVD観ています。
たしかオレが最初にクイーンを聴いたのが「キラー・クイーン」であるから、'74。
10歳か。
それだけでなく「ボヘミアン・ラプソディ」「ユー・アー・マイ・ベストフレンド」
イントロ聴いただけで当時の気持ちがよみがえる。
1歳半の周平を膝に載せてこのDVDを観ているとなんだか妙な気分になってくる。
夢中でこれらの曲を聴いていたあの頃、こんな状況でまたクイーンを観るとは
想像もつかなかった。
歳を取ったというネガティブな気分ではけしてなくて、
なんだかホントに不思議な気分。
悪くはないな、うん。