[POPS] [平井]

マイ・フェバリット・ソング

私にとっての、この1曲

棕櫚の影に/矢沢永吉

こばやち 1999/09/11
夏の終わりの曲です。
毎年この時期になると思い出すんだよね。
ってべつに女の子とのイイ思いでがある訳でなく、
ただ夏の終わりにピッタリの曲ということで。

もうずいぶん昔、20才ぐらいの頃、
夏になると千葉の館山にみんなでスキン・ダイビング(素潜り)に行っていました。
この影響でアデガワは本格的にダイビングをはじめることになるわけだが、
オレやカツは想像通り潜りに飽きると岩遊びやったり、釣りしたりと、
まったく生産的なことはしていなかったのですが、
館山辺りになると水が物凄くきれいで水辺でパチャパチャやってるだけでも
充分おもしろかった。
崖のような急斜面の人んちのプライベート・ビーチに無断で入って遊んでいるので、
バーベキューセットなんて持ち込めないのでビールのみだったけど、
時間を忘れて遊んでいたなぁ。
もちろん女の子ナシのヤローのみだったけど、
でもこんな遊びは女の子いないほうがたのしいのだ。

そしてその行き帰り、オレとカツが車に乗るとなると当然カーステレオは矢沢ONLY。
オレが編集した同じテープをずっとかけていたんだけど、
行きはビートの効いたロック・ナンバー、帰りはバラードが心に残るだよね。
そして帰りにこの曲がかかるといつもしんみりしてしまう。
遊び疲れたってのもあるんだろうけど、その時の楽しかった後のちょっと寂しい感じと、
この夏の終わりというモチーフがピッタリきていたんだろうね。

ちょうどあれは「YOKOHAMAハタチまえ」のツアーだったか。
やはりその館山行き始めた頃だね。
ドゥービーズを始めとする、超強力なメンツを従えての
年末の武道館公演でのこの曲はすごかった。
もう、全身鳥肌状態で倒れるくらいシビレた。
後にその時のライブ・バージョンがCD、LDでも出たのだけれど、
それほどすばらしいパフォーマンスでした。

メロディ、歌詞、アレンジ、そしてボーカル、すべて文句なくいい。
そしてあの館山の青い青い海。
忘れられないね。


http:// www.youtube.com/ watch?v=hMYZkofA6HY&fmt=18