セガレが小学校に上がって朝起きてTV付ける習慣を改め、
何か音楽を掛けるようになった。
朝にピッタリくる音楽をいろいろ試してみたんだけど、
まず、ボサノヴァがいいね。あのちょっと気だるい感じがしっくりくる。
アントニオ・カルロス・ジョビン、最高。
ロック系ではどうかとみてみると、
このフリートウッド・マックの初期ではなく、
うちらの中学時代の噂(Rumours)がいい感じだった。
’77年というと中1ですね。
これも最初福井が買ったんだ。
初期のブルース・ロックも好きだけど、
やはり思春期にリアルタイムで聞いたこのポップな音がずっと心に残っている。
確かカツやアカシとスキーに行って、朝TVを付けると、
東京では夜にやってるNHKのヤング・ミュージック・ショーをやっていて、
それがこのマックの日本公演であった。
行きたくても行けなかったこの公演。
TV付けた時はもうラストソングで、それがこのSongbirdであった。
自分がどのクラスだったかは覚えていないけど、こーゆうことは覚えている(笑)。
朝、寝ぼけた頭で何気に選んで掛けたんだけど、
音が鳴った瞬間、あの当時の記憶が鮮明に浮かんできた。
あの民宿の窓から射しこむまぶしい朝日、冷たく緊張した空気、そして古ぼけたTV。
それらが一瞬にして頭を駆け巡った。
タイムマシンに乗ってしまったような感覚である(笑)。
普段はまったく思い出さずにいる、忘れてしまっていることが、
ほんの一瞬、音を聞いただけで蘇ってくる。
ビジュアルとしてだけではなく、
当時の自分のいろんな状況やどんな思いでいたかということが
その曲と共に浮かび上がってくるのだ。
もうこれは単なるヒットソングではない。
ワタシの財産のひとつである。
そして当時いかにその対象に熱中していたかでまたその度合いが違ってくる。
クールなやつ、どんなことにも無関心はやつには手に入らない。
思春期に何かに熱中することはとても大切なことであると思う。
中学時代、勉強できなかったけどその分こっちに情熱傾けていてよかった(笑)。
金じゃ買えない財産である。
で、ようつべ探したらあったよ。あの時、民宿のTVで見た映像が!!
いやぁ、net時代ってすごいねぇ。
http:// www.youtube.com/ watch?v=_vXiBuBhU5c&eurl=http%3A%2F%2Fkomaichi79%2Eso%2Dnetsns%2Ejp%2F%3Fm%3Dpc%26a%3Dpage%5Fc%5Ftopic%5Fdetail%26target%5Fc%5Fcommu%5Ftopic%5Fid%3D11&feature=player_embedded