ライブ・レヴュー

まず最初に言わせてもらおう。
「ＪＢサイコ−だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！！」、はぁはぁはぁ・・・・。

今回は「サマーソニック2000」のイベント出演での来日で、
（これえらく評判悪かったみたいで、BBSでぼろぼろに叩かれてる。）
一夜限り、しかもクラブ・ギグ。行くっきゃないでしょう。
今観ておかないと次はナイかもしれない、
そんな思いで何度も見逃していたのだが、
あのＪＢがクラブ・スペースで観れるなんてこれは見逃せない。
しかもベルファーレ、ディスコだぜ。
もう、若返ってばりばり踊りまくるぞ！！
そのサマーソニックでの因縁のジョン・スペンサー（詳しくはサマソニBBS）
のＴシャツを着て意気込んで行ったのですが
それ以上に汗だくで踊りまくってしまいました。

アンタはすごいよ。もうお手上げ。どーにでもして。
なんでそのトシでそんな声が出るんだ。
ロボットだろう？本当は。常識じゃ考えられんぜ。
思いっきりクレージーなんだけど、
なんでそんなにファン・サービスに徹することができるんだ。
キング（キング・オブ・ソウル／韓国の王様？）なのに、
バックバンドやゲストボーカルに気を使ってメインに押出すし、
ムショに食らい込んでた人間とは思えないぞ。
ギターはB・B・キングやジミヘンのフレーズで客を沸かせたり、
白人のセクシー・ダンサーは踊りまくるし、
例のダンスは受けまくるし、
もうザッツ・エンターティメント！！
またステージにデベソがあってそれがかなり有効で、
両側からみんなが手を差し伸べるその中をＪＢがダンスしたり
マイク・アクションきめたりするその姿は正にスターである。
オレが観ている側のPAに来た時は我を忘れて突進してしまったぜ。
普段LIVEでそんなことしたことがなかったのに。

いつも行っているタテノリLIVEとは違って暴力的に跳ねるんでなくて、
自然に身体が動いてダンスしてしまう。
あまりブラック系というかファンク系のLIVEに行った事がなかったので、すごく新鮮であった。
やっぱ黒人はノリがちがうわ。
でもＪＢはインタビューで
「オレには黒人も白人も、若いのも年寄りも関係ない。人間あるのみだっ！！」
と言っていましたが、そりゃそーでしょ。
アナタにはそんなもん小さなコトでしかないでしょ。越えちゃってるもん。
はっきり言って怪物です。
彼には老いだとか死なんてものは関係しないのでしょう。
この時代に生きて彼のLIVEを観れて本当によかった。

しかし惜しむべくはあのくどいマント・ショーがなかったこと。
例のサマソニでの制限時間の関係からか、
わりとあっさり終わってしまう。
それでもスタート8:30、終わりが10:30だったけど、
ディスコなんだからもっと遅くまで可能だったんじゃないの？
前回来た時は客電付いて、客が帰りかかった頃また出てきてやったって話じゃない。
しかも代々木オリンピックで。
やっぱ「クリエイティブマン」（サマソニでヤリ玉に上がってるプロモーター）
仕切り悪いんじゃない？