[1] | 1999/09/06 | リトル鶴亀 in 佐島 |
秋のホンチャン鶴亀の前に肩慣らしにのりかおねいさんルートで 神奈川県は佐島のリゾートマンション(名だけは・・・)に行って来ました。 参加メンバーは彦ちゃん一家にカツアキ、マツイ教授、のりかおねいさんにワタクシの8人。 しかし事前にそのマンションに行った人間が一人もおらず部屋の大きさも確認できない状態。 だもんでほんとは彦ちゃん一家の車1台で行こうと思っていたのですが、 普段なら結婚直前で遠慮していたM教授が、 嫁さんがそろそろあまり出歩くけなくなったと同時に急に参加を表明し、 つられてその結婚により今までの関係を清算させられざるをえなくなった、 元情夫Kくんもさいごの旅行とのことで参加になり、 全員泊まれるのかどーか解らないところでの見切り発車という いつものいーかげんなパターンで出発。 しかし駐車場だけは何台でもOKという情報が入っていたので安心して行ったのですが、 その駐車場、アプローチ前の僅かなスペースが空いているだけで車線もきっておらず、 どう止めても8台のみ。 止められてからちょっと買出しに車を使うともう塞がっているという状況。 いきなりコレだぜ。 しかしなんとか止められて部屋の方へ。 間取りは6帖2間にダイニング6帖1間と繋がった中途半端な4.5帖ぐらいのリビング。 しかしそのうち6帖1間は借りたとこの社長専用の怪しいお部屋ということで使用不可。 何する部屋なんだろーね?深くは追求しませんでしたが。 場所はバルコニー側が海に面したロケーションはいい所。 ふつーのマンションだけど。 だからとーぜんふつーの1坪のオフロで、結局温泉を探すことに。 あまりその手の施設はないようでやっと探し当てたやつが 木造2階建ての古びた旅館の温泉。 でもこのマイナーな感じは良しとする。 昼飯食ったとこも昔風のドライブインって感じのとこでこれもまた好み。 葉山や鎌倉に挟まれてけっこう観光地として取り残された感のある場所である。 温泉自体は特筆すべきものはなかったが料金¥700。これはちょっとね。 夜のメシ食うとこは近場にほとんどなくてしかも8:00過ぎるとみんな終っちゃう。 これもいろいろ探したあげく目の前のマリーナのすし屋で刺盛りをたのんで 他はコンビニおつまみに。 で結局4:00まで飲んでて、さぁ寝ようと寝る場所決めである。 前出の間取りでどう寝るか、である。 まず子供2人は大人が飲んでいてうるさいので早いうちに ダイニングからもっとも離れた使用不可の怪しい社長専用室に。 そして基本的に彦ちゃん夫妻と他の4人は別々である。 となると狭いLDに彦ちゃん夫妻、6帖に他の4人である。 ここで一つ問題が。 特に名は秘すがオレのほかのK、M、Nは3人で250kgはあろーかというデブちょん兄弟。 この3人と同じ部屋で寝るということはストーブ焚いた部屋で寝るのと等しい。 そのうちの2人KとMはかつての愛人関係で 今晩がMの嫁さんの同行しない結婚前の最後の一夜であり しかも彼等はオトコ同志でそれだけでもうっとうしい。 Nは寝相が悪いので有名でコイツに上に乗られたら次の日生きて日の目を見れないであろう。 どうしようか躊躇している間に一番奥にNが寝て、 ひとつ置いて仲良くKとMがラブラブと言っていい状態寝てしまう。 どうする?彦ちゃんたちの横に寝させてもらうか? しかし夫婦2人の横ってのも具合が悪い。ラブラブのホモ2人の横もヤダけど。 しょーがない。意を決して部屋に入る。 その瞬間むっとした熱気が顔を打つ。 すでに他の部屋より5℃は室温が上がっているようだ。 熱気と湿度によって和室の塗り壁がすでに剥離を始め、建具は膨張して動かなくなっている。 この状態でKとMが始まりNが寝相が始まったらこの部屋は朽ちはて落ちるであろう。 ここで一夜を過ごすということは大雨の中の中州でキャンプを張る事以上に 勇気のいる行為である。 しかしワタシに選択の余地はない。 その暑い部屋の中、不快感と身の安全から布団を頭から被り、 緊張で強ばった身体をひとり抱き、泣き出してしまいたい気持ちを抑え、 脅えながら一晩を過ごす。 翌日は晴天で目の前には海が広がるすばらしい朝であったのだが、 清々しく目覚めることなど出来る訳もなく、晴れ上がった青空と正反対の どんよりとしたユウツな気分で目が覚める。 極度の緊張のため寝返りも打てず、身体はガチガチ状態で、 その上暑さで脱水症状を起こしかけており、 さらにその晩見た、灼熱のジャングルの中でホモのゴリラとおかまのオランウータンに 追いかけられて最後はゾウアザラシに押しつぶされるという悪夢のせいで、 頭が混乱してしまい最悪の気分で、もどしたいのであるがトイレにも立てず、 どーにもならない状態で声にならない助けを求めているところに、 彦ちゃんとこのしゅーやとりゅーのっけのワルガキコンビが乱入してきて、 無抵抗なワタシの上に乗っかって暴れはじめ、しばらく気を失う。 気が付くとすでにお昼でドライバーであるワタシは無理にでも起きなければならない。 しかし起きたら起きたでしゅーやに海に連れて行けと命令され、 気分の悪いまま海にカニを取りに行く。 そんな状態なのでまったく役に立たずボケーっとしていると 「こばやち、おまえはここでみはっていろ。」 と、捕まえたフナムシを渡される。 「いったいオレは何やってんだろう?」 岩場でひとりフナムシを見つめ呆然と立ちすくんでいました。 帰りにMを逗子駅で下ろし、 メシ食おうってんで逗子駅周辺で「逗子寿司」はないかと探したのであるが、 結局グラタン屋に入って食事を済ませ、平井に着いたのは7:00頃でありました。 そこで今回の教訓と共に次回鶴亀への提案でありますが、 部屋割りとそれに見合った人数の確認。 これだけは徹底したほうがよいかと思われます。 取り返しの付かない犠牲者を出す前に。 *)写真は気分の悪いワタシを尻目に和やかに朝食をとるデブどもと彦ちゃん 前にいるのはパンツを脱ぐしゅーや |
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こばやち | ||