[削除] [修正] | 桂文治の会/国立演芸場 2000.1.16(SUN) |
Post | 2000/01/17 19:55 |
From | こばやち(@おうち) |
本文 | 新春寄席なので一門会形式で前半は一人一人の時間が短いほとんど顔見せ的な番組。 立川流以外の一門会はひさしぶりである。 みんなそれなりにおもしろいのであるが、立川流と違って形式通りの話で、 落語ファンはいいかもしれないが、それ以外の人を引き込むだけの魅力がない。 よって客層も年寄りばかり。同年代とおぼしきおねーさま方もいらっしゃったが、 なんかババくさいんだよな。 そしてつまんないギャグでも笑う。だからダメなのよ。 その弟子の中で小文という今年真打に昇進する女性の噺家がいたけど、どうだろう。 そこそこうまいんだが女性の喋る江戸っ子の棟梁、御隠居さんってどう思う? オレには売れない小劇団の女優に見えた。 談志曰く「落語は人間の汚いところを語るものだから女性はやるべきでない」 ってのに賛成。 さて文治師匠。「代り目」「蛙茶番」 ひさしぶりに見たけど変わってないね。 オチャメな江戸っ子じいさん。 なんだかとてもうれしい。 オレもあんなじいさんになりたいもんだ。 「代り目」けっこうでした。 なんか志ん生のラクゴニメを思い出す。 いい味出してんだよな。 「蛙茶番」好きな話だ。平井の人間が好みそうな話。 下品な話なんだけど文治師匠がやるとサラっとしていて下品でなくなる。 ここが文治師匠である。 ちょっと言い淀んでいたけどやはり年なのか?しかし客はバカ受け。 そんなにいい出来ではなかったみたいだけどそれでもたのしめた。 内容でなくてキャラクターなのだ。 落語を聴きにいってるんじゃなくて文治師匠がなんか話すのを見に行ってるのだ。 もちろん内容は抜群にすばらしいのであるが客は「桂文治」を見に行ってる。 それだけ魅力的な芸人ということである。 文句ひとつもありません。 次回はもっと長い話やってくんないかな。 |
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[削除] [修正] | 談志独演会/12.21(TUE)中央会館 |
Post | 1999/12/22 20:31 |
From | こばやち(@おうち) |
本文 | このところ毎回とてもいいLIVEにあたっているのだが、 チケット余分に取って無駄にしてしまうことが多い。 金もそうなんだが、今の日本の最高の水準にある芸術を無駄にしてしまうってのが、 なんとも心苦しい。 まっ、それよりも大切なコトってのも無数にあるからね。しょうがないけど。 この独演会も当初は施主の接待で使うはずであったのだが、 来られなくなって代役立てようと思ったのだが誰もいなくて、(友人が少ないってのもある) 唯一、後輩のM嬢が1人付き合ってくれた。キミだけだよ、本当の友達は。 とりあえず中央会館の時はいつも利用する居酒屋で前座が終わる頃まで一杯。 落語初体験のM嬢に最初につまんないのを聴かせていきなり出鼻を挫かれるのを嫌って。 こないだのひとり会はなんと前座に志の輔だったけど今回はそんなことないだろう。 しかし案の定、談志師匠30分ぐらい遅れる。 まぁこのくらいはカワイイものだ。 いつぞやのやはり中央会館、その頃まだふたつめであった前座の志らくが、 談志が来なくて5席やったのを聴いたことがある。 これでは2人会である。 今回の前座は志加吾で幸い2席ですんだ。 で談志、なんだかいやに機嫌がいいみたい。 ノックさんの辞任には怒っていたけどなんか調子良さそう。 客もかなり反応がいい。 「「芝浜」演りゃあいいんだろ。」 おっ、そのセリフをまってました。 そんな中、てきとーにいろんな落語繋げた話と、例の小話。 そっから「ぞろぞろ」。途中で投げずに最後まで。 うん、調子いいようだぞ。(最後まで演るのが普通であるのだが・・・。) そして仲入り後、「芝浜」です。 すごい、熱演してる! 当然最後まで、しかも途中でへんな話入れずに演る。 ほとんどアドリブ中心であるから抜けたセリフなんてのもあるんだが、それが談志である。 これは初体験のM嬢、得したな。 談志は出来、不出来が極端であるのでハズレると初心者にはちょっとつらい。 何度か誘ったのりかねいさんなど、ほとんど良い時は観ていない。 前回しくじった施主、今回連れてこられたらなぁ。 しかし何度も観ているこのワタシはちょっと違う。 たしかに熱演していて良かったのではあるが、 熱演すればいいってもんじゃなくて、もうちょっと乾いた感じの演出の方がいいと思う。 談志は本来そっちのパターンが多いんだけどな。 まっ個人的に、あらゆるLIVEのなか1999年最後のLIVEがこいつで いい締めくくりになったと思う。 |
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[削除] [修正] | Re: 立川はどうするんだ |
Post | 1999/11/28 15:50 |
From | こばやち(お仕事) |
本文 | 〉他に誰かいくひといませんか? 彦ちゃん、江戸っ子コイズミくんはどう? ちなみに指定ですから余裕をもって行けます。 |
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[削除] [修正] | Re: 立川はどうするんだ |
Post | 1999/11/28 15:46 |
From | 教授(@平井) |
本文 | 〉談志であれば、来年3月11日(土)に市川市文化会館小ホールにて独演会があります。 〉 開演3:00PM、木戸銭\3500 TEL予約12月19日(日)より 〉 〉ご希望とあらばお取りいたします。 たまには行きたいね。チケット取りましょう。 他に誰かいくひといませんか? |
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[削除] [修正] | Re: 立川はどうするんだ |
Post | 1999/11/28 15:00 |
From | こばやち(お仕事) |
本文 | 〉1月9日立川の新春たちかわ寄席はどうする?最近、談志ですら聞きに行っていないからなあ。 〉 売り切れです。 談志であれば、来年3月11日(土)に市川市文化会館小ホールにて独演会があります。 開演3:00PM、木戸銭\3500 TEL予約12月19日(日)より ご希望とあらばお取りいたします。 |
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[削除] [修正] | オルセー美術館展/国立西洋美術館 |
Post | 1999/11/19 21:35 |
From | こばやち(おうち) |
本文 | はっきり言って、これは良かった。 これに常設展の松方コレクションを含めて1300円は安い! 少しでも興味のある人は12月12日までなので早く行っておいたほうがいいぞ。 午後より時間が空いたので今日から始まる渋谷の「ゴッホ展」と、 どっちに行こうか迷ったのだが、距離的に近い上野の「オルセー」を選びました。 それにこちらはコルビジェの国立西洋美術館。 ニュー・リアルしてから行ってない。 いや、最後に行ったのが中学時代の「ピカソ展」だから20年以上はたっている。 常設展もなにがあったのか忘れちゃったよ。 それにとにかくこういった人気のある美術展は平日に行くに限る。 たとえ夕方でも平日のほうが絶対空いている。 空いてるってたってかなり人がいるけど入場するのに待つってことはない。 しかし見ごたえのある美術展でした。 基本的に印象派中心なんだけど、写真あり、彫刻あり、そして建築パースありで、 かなりバラエティに富んでいて飽きさせない。私は3往復してしまいした。 いちよう目当てはルソー、とゴーギャン(ゴーガン?)であったのだけど、 逆に目当て以外の初めて見るヤツのほうが印象に残っている。 おもしろかったのは唯一のゴッホの「星降る夜、アルル」で、 なんか今1つだなぁと思っていたら、後ろのオバサンが 「なんかこれキタナイわねぇ」 思わず振り返って握手しそうになる。 メインのオルセーは地下の展示だったので、コルビジェの空間は楽しめなかったので、 上の常設展で思いっきり堪能しました。 松方コレクションの例のモネの睡蓮を始めとする印象派もよかったのですが、 空間構成も楽しめました。 ニュー・リアルして照明をかなり増やしているみたいでしたが、 いたるところに自然光を取り入れる窓が付いていて、かなり凝っている作り。 そしてちょっと疲れたと思うとあの中庭に面するピクチャーウインドウに出て、 これまた夕方の光がとても効果的に樹木を照らしてイイ感じ。 しかも常設展の方は空いていてゆっくりと見られる。 これは特別展以外の時にふらっと来て楽しむにはもってこいである。 一ツ橋の国立近代美術館最上階のティー・ラウンジに続きお気に入りの場所になりそうである。 (そこから見えるこの時期の夕日に染まる紅葉の皇居は最高のロケーションである。) とにかく映画より、寄席よりも安いんだ。 やってるうちに一度行くことをおすすめします。 |
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[削除] [修正] | 立川はどうするんだ |
Post | 1999/11/11 13:23 |
From | 教授(口の中炎症で熱っぽい) |
本文 | これどっちに書いたらいいんだかわからないが、一応こっちかな。 1月9日立川の新春たちかわ寄席はどうする?最近、談志ですら聞きに行っていないからなあ。 ひょっとしたらこのページは初登場だな。 |
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[削除] [修正] | 99.11.9 談志ひとり会 / 国立演芸場 |
Post | 1999/11/10 00:02 |
From | こばやち(おうち) |
本文 | すごいね。ここんところ落語三昧。 今日はホームグラウンドの国立演芸場だからこないだのようなコトはないであろう。 前座は志樓。彼は出る度に踊りを交える。 それがけっこううまいのであるが、かっぽれ見ても今の客には受けないよなぁ。 話の方はうまくなった、というか慣れてきた感じ。けっこう受けてました。 二つ目に上がっただけのことはあるようだ。 で、師匠であるが「リン廻し」に「道灌」の混ざった話。 これまた途中で止めちゃって説明して終わる。 どーしちゃったのかねぇ。 機嫌はよさそうなんだけどなぁ。 そして仲入り後の後半、不安のうちに枕も短く演り始めたのが、なんと「文七元結」! 頭の夫婦喧嘩のシーンで「あっ!文七だっ!」と思った瞬間、鼻の奥がツーンとくる。 始まる前からすでに泣きモード。 だめなんだ、最近涙もろくなっちゃって。 歳なのかなぁ。人情話が年々好きになってくるのだ。 若い頃は全然興味なかったんだけどなぁ。 ましてや談志の「文七」なんて何年かぶり。 はっきり言って出来が悪くたってその辺の噺家以上なんだ。 かなりアドリブ入っていたけど途中で止めず、チャチャも入れずにたっぷり演ってくれました。 もう暗記してるほど聴いているのになんで毎回こんなに泣くのだ。 お客もかなりお涙モード。その辺で鼻すする音が聞こえる。 終わっていつもの言い訳してたけど、充分よかった。 あと2年って言い続けているので、ここんところ毎回顔出しているのだけれど、 なんかマジでまとめモードに入っている気がするなぁ。 こっちとしては志ん生みたいになってほしいと思っているのだが、 文楽みたいにスパッといく気でいるのだろうか? とにかく来年も目が離せないことは間違えないけど。 家に帰ってお袋に「目が赤い」と言われました。 来月は「芝浜」で泣かせてください。 |
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[削除] [修正] | 99.11.6 古今亭志ん朝独演会 / 三鷹市公会堂 |
Post | 1999/11/06 18:43 |
From | こばやち(おうち) |
本文 | という訳で今日は志ん朝師匠。 この2日間で東京の落語会の大御所2人のハシゴである。 遠い会場なので少し余裕をもって行き、時間が余ったので軽く地下のレストランで ビールを飲んで入ろうとすると会場間違えてる・・・・。 でもって15分ばかり遅れて入場。 すでに前座の窓樹の「真田小僧」のサゲの部分。 で、ぎりぎり志ん朝には間に合う。 談志と違ってぜったい遅れないからこんな時は困る、ってそれが普通か。 「浜野ノリユキ」(漢字わからず)。あの円楽の自分で泣いちゃうやつ。 どーいうつもりなんだろうね、円楽は。ってどーでもいいか。 志ん朝師匠は泣かせに持っていかず、さらりと演っていて好感がもてる。 さすがである。好きな話じゃないんだけど楽しめました。 ほんとソツがないんだよね。 仲入り後、大田家元九郎の津軽三味線が膝変わりで後半が、「宗徳院」。 前半人情話で後半は滑稽話。 これ見よがしに後半泣かせるなんて事しないのがいい。 大受けしてました。 しかしほんとに久しぶりに見たんだけど、見事に変わってない。 外見もそのまんま。老けないねぇ もう完成されてしまっているのでまったく危なげないんだよね。 それがいいことなのか悪いことなのかは別であるけど。 その辺が完成したら壊し、完成したら壊しの連続である談志とはまったく違う。 昨日の独演会がいい例だ。そのかわり良いときは物凄いけどね。 「ぼんやりと聴いてください。」 「テーマなんてありません。」 と言ってることも談志とは正反対。実際そう思っているかは別であるが。 この落語会の2大巨頭がまったく違った解釈で落語を演っていることは、 後に続く者たちにとってはとても好いことであると思う。 観ているほうもおもしろい。 しかし接待に使うんなら志ん朝師匠だな。 今日観ていて痛切にそう思ったぜ。 12月の談志独演会は吉と出るのか?凶とでるのか? |
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[削除] [修正] | 99.11.5 談志独演会/接待落語会 |
Post | 1999/11/06 12:07 |
From | こばやち(おうち) |
本文 | 8月に竣工した家の施主の接待で談志の独演会へ行ってきました。 1時間前に待ち合わせて軽く1杯やっていざ会場の中央会館へ。 前座の談修「寄合酒」、これはまぁいいでしょう。 例によって遅れてつなぎがワコール。 この辺真打クラスを持ってきて欲しかった。 遊びに来ている芸人でもいいんだが、ワコールではちょっと辛い。 ちょっと間が空いて談志登場。 機嫌はよさそうだけどなんかいつまでたっても落語を始めず、例によって小話。 で、始めるかと思いきや遅れた詫びにと、ゲストに声帯模写の白山雅一。 これはラッキーであった。好きなんだよね、このお爺さん。 元ネタはほとんどしらないんだけど、なんかおもしろい。 「山寺の和尚さん」、キャラクターも模写しているのがいい。 施主もたのしんでくれたようだ。 で落語は「よかちょろ」。ご存知文楽18番。 しかし途中で飽きちゃって最後までやらずに後は説明って例のパターン・・・・。 困ったな、せっかくの接待が盛り上がらん。 仲入り後は「富久」。この時期タイムリーなネタであるのだが、 なんかいまひとつ。なんかいつものノリがない。 機嫌はいいようなんだが・・・・。 要するに今日はハズレってこと。 困ったな。とりあえず終わって1杯やろうかとウロウロして入った店が、 これまた開店したての素人がやっているうどん屋。 洒落た感じだったんでパブかと思ったんだが、よくわかんないけどとにかくうどん屋。 ビールを頼むとぬるい。うどんも変わった味ではあるのだが好みでない。 銀座のあんだけ沢山ある店の中でよりによってこんな店・・・・。 よーするに接待失敗、ということだ。 たまに動くとコレだぜ。 来月も同じ番組で接待予定であるのだがなんか不安を拭いきれない。 「芝浜」やるだろうと狙って予約いれたのだが・・・・。 たのむゼ、師匠。 |
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